少々旧聞に属しますが、あるアイドルの部屋に行ったファンの女の子が、婬乱な行為をされたという事件がありました。
もちろん、それは犯罪ではあるのですが、その中で、「一人で男の部屋に行くというのは、女性のほうもそれなりの覚悟をしているのでは」という考え方もあったようです。
この記事は、やはり、それは、男性の側の思い込みなのではないかなという、そういう記事になります。
まず、この記事を書いている、2018年10月の時点では、「恋愛対象は異性である」という人の比率が(是非ではなくて)高いということは書いておきます。
さらに、性に関する話題を述べる際に、性に関する感じ方という点では、男女間で、大きな不平衡があるという点を指摘しておきます。
例えば、女性にとって、向こうから歩いてきた男性に突然身体を触られるということは、恐怖、あるいは嫌悪の対象です。
一方、男性にとって、向こうから歩いてきた女性に突然身体を触られるということは、それほど嫌悪の対象ではありません。
人によっては、「ラッキー」という反応をするかもしれません。
この記事を書いている、今の時点で、こういう背景を意識したとすると……。
女性が男性を見る視点として、「親密度」と「(ここまでなら接近されても良いという)距離感」というものがある気がします。
女性が、初対面の(=見ず知らず)の男性を見る場合、おそらくその男性は、「確率的には自分に対して何もしない可能性が高いけれど、もしかして、いきなり痴漢をしてくる可能性がある人物」と見えるはずです。
多くの男性にとって不本意かもしれませんが、世間で痴漢犯罪がそれなりにあり、かつ、置換の加害者が外観で区別できない以上、「目の前の(未知の)男性は痴漢かもしれない」という判断は、当然といます。
このレベルで、
親密度=赤の他人
距離感=身体が触れる範囲に入るな
でしょう。
単なる通りすがりではなく、仕事で縁があったり、上記のようにファンだったりすると(というか、ファンになる途上で)この男性に対する知識が増加します。
そこで、もしも、「ああ、この男性は、いきなり痴漢したりしない人のようだ」という理解ができれば、次のレベルに進み。
親密度=素性をある程度知った人
距離感=日常会話をするレベルまで接近してもOK
かと思います。
もちろん、男性に対する知識が増加する局面で、「この人は痴漢する人かもしれない」と思えば、「距離感=身体が触れる範囲に入るな」のままでしょう。
こういうわけで、おそらく、女性は男性と対峙した場合に、未知の男性は痴漢である可能性を排除できない。と考えると思います。
そして、(確かに、比率としては痴漢をしない男性のほうが多いので)やがて、「この人は痴漢をしない人のようだ」と判断できた時点で、距離感を狭めることができるのです。ただ、この時点で注意しておかなければならないのは、親密度のほうは、それほど変化してない(未知の人がある程度少知った人になる程度)ことです。
男性を考えてみましょう。
上述の通り、2018年10月の段階では、多くの男性が、女性に襲われるとは考えていません。
だから、男性の女性に対する支点は、ほぼ、親密度のみであると考えて良いと思います。
つまり、男性が女性を見た場合、「親密であれば距離も狭まる」と認識します。
ここで、「男性の部屋に行くなら……」に対する、意識の差が発生します。
女性が、「男性の部屋に行く」のは、(あるいは、親しく話すようになるとか)、必ずしも、男性に対して親密になったからということを意味しません。
それどころか、「この人は痴漢をしない人のようだ」という判断に寄っている可能性が高いと思われます。
一方で、男性から見れば、「親密度」しか要素がないので、「女性が最近話しかけてくれるようになった(部屋に来てくれた)=自分に対して、好意を持ってくれた」と誤解しがちです。
ですので、女性が、「自分に対してよくしてくれた」と思い込んで、一方的なストーカーになったりという場面もあるのだと思います。
この点、やはり、男女間の感じ方の不平衡があると思うわけですし、男性としては、一方的な思い込みで女性に言い寄るというのも、もってのほかと、そうなると思います。
【追記・自分はゲイであるというカミングアウト】
さて、冒頭、「2018年10月の時点では……」などと書きました。
今の時点では、「恋愛対象は異性」という人が多いのは、おそらく確かなのだけれど、それでも、「自分はゲイである」というカミングアウトが話題になったりします。
さて、これに関連して、「自分(男性)の知り合い(これも男性)が、ゲイだった。怖い」のような意見が、たまに見られるわけです。
※白状すれば、私自身も、知り合いがカミングアウトしたら、そう感じたかもと思います。
でも、これは、二重の意味で間違いであるし、失礼です。
まず、現在多数を占める「恋愛対象は異性」という人の多くが、四六時中恋愛の(または、性的な)ことを考えているわけではありません。
私自身、仕事中に女性と話をしても、そのたびに、性的なまなざしで相手を見るなんていうことはないわけです。(一生を通じて一度もないとはいないかもしれない)
また、恋愛対象という意味では、誰しもが選ぶ権利はあり、目に付く異性をことごとく性的なまなざしで見るということも、ないわけです。(おそらく)
だから、当然のことながら、友人がゲイだったとして、男性である自分を「性的なまなざしみる」可能性は少ないわけで、いきなり、「怖い」はないはずです。
が、一方で、これは、女性が男性一般に対して抱いている恐怖でもあるということを感じた次第です。
上述しましたが、可能性だけの問題でいえば、目の前の男性が(女性である)自分を性的なまなざしで見ているという頻度は、そんなに多くはないはずです。
が、可能性として存在する以上、「現に目の前にいる男性が自分を性的なまなざしで見ているのではないか」あるいは、「実際痴漢してくるのではないか」という恐怖はあると思います。
そして、男性がそれを感じなかったのは、従来は、「女性に(男性である)自分が性的なまなざしで見られても、よしんば痴女であっても問題ない」という認識からです。
だから、「ゲイである」というカミングアウトによって、「この男性に(男性である)自分が性的なまなざしで見られる『可能性』がある。実際痴漢してくるのではないか」という認識で、初めて、「恐怖」を感じることができたのでしょう。
2018年10月26日
IFTTT + DateTime + Todoist による、「毎日のタスク」設定(google カレンダー同期使用時)
さて、実は、かなり以前から、上記のサービス(IFTTT と Todoist)を使用していました。
その中で、「毎日実行するタスクを忘れないために(いや、例えば、薬を飲むとかですが)」Todoist に毎日特定のタスクを、IFTTT経由で追加するようにしました。
と、ここまでで、「いや、Todoist 自体が、繰り返しタスクを定義する機能を持っているはずだ」とお考えのあなた、正解です。
私も、最初は、「薬を飲む」ことを、Todoist の繰り返しタスクで設定してみました。
Todoistにおける、繰り返しタスクの運用はかなりよくできていて、例えば、「毎日薬を飲む」と設定しても、見かけ上、「今日」にしかタスクは現れません。
そして、今日のタスクを実行し終えると、「明日」にタスクが現れます。
備忘録としてのタスクは、これは非常に都合の良い動作です。
ところが、google カレンダーと同期をした時点で、ちょっと面白くないことが発生しました。
単に備忘録として設定したかったはずの「薬を飲む」が、google カレンダーには、今日以降、毎日表示されてしまうのです。
もともと、「毎日実行するタスク」にも、2種類あって、「ラジオ講座を聴く」のような、ある程度の時間を要するものは、googleカレンダーに、毎日(時間を表す帯を持って)表示されていても、何も不自然ではありません。
でも、「薬を飲む」のような、時間を決めると言うよりも、単に忘れないためのタスクは、カレンダーに毎日表示されるのが正直うっとうしく感じました。
そこで、IFTTT の This のサービスにあった、DateTime から、「毎日」Todosist に、「薬を飲む」を追加することにしました。
IFTTT の Then の条件で、追加する日付の項目がありますが、ここに(直接日付を記入するのではなく)「今日」や「明日」も使用できますので、なかなか便利です。
これで、google カレンダーには、当日しか表示されず、Todoist でも、「今日のタスクリストを見たら表示されている」というパターンを実現できました。
その中で、「毎日実行するタスクを忘れないために(いや、例えば、薬を飲むとかですが)」Todoist に毎日特定のタスクを、IFTTT経由で追加するようにしました。
と、ここまでで、「いや、Todoist 自体が、繰り返しタスクを定義する機能を持っているはずだ」とお考えのあなた、正解です。
私も、最初は、「薬を飲む」ことを、Todoist の繰り返しタスクで設定してみました。
Todoistにおける、繰り返しタスクの運用はかなりよくできていて、例えば、「毎日薬を飲む」と設定しても、見かけ上、「今日」にしかタスクは現れません。
そして、今日のタスクを実行し終えると、「明日」にタスクが現れます。
備忘録としてのタスクは、これは非常に都合の良い動作です。
ところが、google カレンダーと同期をした時点で、ちょっと面白くないことが発生しました。
単に備忘録として設定したかったはずの「薬を飲む」が、google カレンダーには、今日以降、毎日表示されてしまうのです。
もともと、「毎日実行するタスク」にも、2種類あって、「ラジオ講座を聴く」のような、ある程度の時間を要するものは、googleカレンダーに、毎日(時間を表す帯を持って)表示されていても、何も不自然ではありません。
でも、「薬を飲む」のような、時間を決めると言うよりも、単に忘れないためのタスクは、カレンダーに毎日表示されるのが正直うっとうしく感じました。
そこで、IFTTT の This のサービスにあった、DateTime から、「毎日」Todosist に、「薬を飲む」を追加することにしました。
IFTTT の Then の条件で、追加する日付の項目がありますが、ここに(直接日付を記入するのではなく)「今日」や「明日」も使用できますので、なかなか便利です。
これで、google カレンダーには、当日しか表示されず、Todoist でも、「今日のタスクリストを見たら表示されている」というパターンを実現できました。