この記事を書いている日、ツイッターでは、「無断フォロー」をきっかけとして、ちょっとした騒動があった。
その是非は置くとして、少なくとも、「自分のツイートを無断で見て欲しくない」という感情を抱きつつ、ツイッターを続けていたということなのだろうなと思う。
さて、この件については、類似の内容を「ツイッターの『嘘』」というタイトルで書いたばかりであるが、今一度、書いてみたい。
【ツイッターの一般的な印象】
どうも、インターネット上の「掲示板」などに比較すると、一般的な使い方では、ツイッターというのは、ずいぶんと「閉じた」環境に見えるらしい。
自分のフォロワーや、フォローを中心としたタイムラインという閉じた世界で、ツイートが連続するというイメージである。
だから、知らない人に勝手にフォローされる=知らない人に自分のツイートが読まれるのはちょっといやだな――という、そういう感覚が発生しうるのだろう。
しかし、考え方を変えれば、誰かをフォローするというのは、「ツイートを読みます」と意思表示をした上で読むということに過ぎない。
実際、そういった意思表示をしなくても、ツイートを読む方法というのは普通に存在するのだし、また、むしろ、自分が全く知らないところでも読まれ得るのだと意識しておくのは悪くないと思う。
【誰かのツイートを読むいくつかの方法】
たとえば、私自身、@asano_nagi のツイートを読むにはどんな方法があるだろうか。
ひとつは、 http://twitter.com/asano_nagi にアクセスするという方法である。これはあえて紹介する必要もないだろうと思う。
もうひとつは、 http://twitter.com/statuses/user_timeline/59402332.rss を RSSリーダーなどにフィードするという方法である。
これらは、特に珍しい方法ではない。そして、注目すべきは、ログインする必要も、そもそも、ツイッターのアカウントを持っている必要もないということである。
【もしかしたら、嗜好に関わる問題かも】
さらにいえば、ツイッターには、「おきにいり」という機能がある。
文字通り「おきにいり」だったり、後で読もうという目印だったり、それぞれに使われている機能だと思う。
いずれにしても、この機能を、「自分だけのメモ」として使っているというケースも多いのではないかと思う。
しかし、これも、たとえば、http://twitter.com/asano_nagi にアクセスしたあと、その場所で、「おきにいり」をクリックすれば、見ることができてしまう。
これも、ログイン不要である。
「自分自身のメモ用」として使うのか、「私としてはこれをおすすめします」という意味で使うのか、どちらを意識するかで、内容も異なってくると思うのである。
また、「ふぁぼったー」というサービスを経由すれば、さらに過去にさかのぼって「おきにいり」を確認することができる。
【終わりに】
以上書いたように、ツイッターのツイートは(そして、「おきにいり」も)普通に公開されているものである。
わざわざフォローしなくても、それどころか、ツイッターのアカウントを持っていなくても見えるものであると、そういう意識が、どこかで必要なのではないかと、そう思うのである。
※もっとも、ツイートを「公開しない」設定の場合、それは、きっと公開されていないのだろうと思う。
2010年05月19日
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