2010年08月03日

月齢と月の呼び名

Twitter の Bot、「節気さんシリーズ」で、月の名前を表示している。
そのときにいろいろと調査をして、節気さんでは、(旧暦)一日からの月の出現回数で、月の名前を決定している。
このほかにも、旧暦の日付を以て月の名前としている場面もよく見かける。
この場合、「その日の夜に上る(上っている)月」と解釈すれば、概ね節気さんシリーズの呼び名と一致する。また、その日固有の名前としては、二十三夜(下弦の月)くらいまでしか使われておらず、これも、実質的には、月の出現回数であっても旧暦の日付であっても、差異を生じさせない一因となっている。

ただ、時々、月齢の数字=月の名前(の数字)と理解されているケースがあって、これは、少々間違っている。
これは、気がついてみれば簡単なことで、旧暦の日付は1(一日)から始まるが、月齢は0から始まるということなのだ。
しかも、不思議なことに、月齢を以て月の名前を決めるという立場でも、なぜか、三日月は、旧暦3日(つまり、月齢は概ね2)としているケースが多い。
同じように数えれば、旧暦13日は、概ね月齢12で、これが十三夜。以下、月齢13で小望月、月齢14で十五夜、月齢15で十六夜、以降、旧暦20日(月齢は概ね19)の更待月まで、一連の名前が続くことになる。

ここまで書いてきたが、本質的な意味では月齢と月の名前の関係には誤差が含まれるということを、そもそも注意する必要がある。
月齢の定義に立ち返ると、月齢=0となるのは、朔の瞬間(太陽と月が同じ向きになった瞬間)である。そして、旧暦の一日は、「朔の瞬間を含む日」と定義される。
つまり、月齢が0になる瞬間は、旧暦一日の 0:01 かもしれないし、23:59 かもしれないという、そういう意味である。言い換えると、「その日の月齢が、ほぼ全日に渡って0」だったとして、その日は、旧暦の一日かもしれないし(朔が 0:01 のとき)、旧暦の二日かもしれない(朔が 23:59のとき)。

しかしながら、月の名前は、あくまでも旧暦の日付(または、旧暦一日から数えた、月の出現回数)で決定するわけだから、これは言い換えると、その日の月齢が0だったとしても、「朔月(旧暦一日の月)」かもしれないし、「既朔(旧暦二日の月)」かもしれないと、そういう意味である。
もちろん、そのいずれかによって、その後一月の間、最大1日分の誤差が生じるというわけである。

一方で、月齢を整数で表現する流儀もある。この場合は、「朔を含む日の月齢を0、その後1日ごとに1加算」というわけで、こちらの流儀であれば、月齢+1=旧暦の日付であるといえる。

ちなみに、2010年〜2020年の間で計算してみると、
最も早い時刻に朔となる日:2012-06-20 00:02:27
最も遅い時刻に朔となる日:2017-02-26 23:58:56
である。

それぞれの日を起点として、月齢・旧暦の日付・月の名前を図示すると以下のようになる。

moonpost.gif

※ちなみに、2010年〜2020年の範囲で、0時台、23時台に朔となるのは、以下の日々です。

※朔の時刻が0時台の日
2012-06-20 00:02:27
2012-08-18 00:53:50
2013-06-09 00:55:57
2019-11-27 00:05:03
2020-02-24 00:32:17

※朔の時刻が23時台の日
2011-04-03 23:31:53
2012-03-22 23:36:51
2014-08-25 23:13:04
2015-06-16 23:05:10
2015-08-14 23:53:03
2016-02-08 23:39:18
2017-02-26 23:58:56

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