さて、少し前にロジクールのキーボード K810を購入したわけです。
私としては、お気に入りな訳ですが、実際に使っている方のコメントでは、少し異なる意見も見られるようです。
そこで、2点ほど、特徴的な部分を書いてみようと思います。
【キーの感触について】
もともと、「薄型」の「パンタグラフ」タイプのキーボードなわけで、キーの感触については、賛否両論といった感じがします。
実際、例えば、「感触」では、絶賛されている東プレのREALFORCEシリーズ
http://www.topre.co.jp/products/comp/
と比較すると、これは、「考え方が違う」という程度に、方向性から異なります。
従って、上記のキーボードに慣れた方がK810を使うと、少なくとも違和感を持つと思います。
東プレのキーボードは、「軽い感触」で「ロングストローク(3.8mm)」のキーボードで、高速でしかも、ラフにタイプしても、指にストレスがかからないというタイプです。
また、キーの全ストロークでキーを押す力の変化が少なく、いわば「空気を押している」ような感触のキーボードです。
一方で、K810は、これに比べると「重く」「押す力の変化が大きく(いわゆる、明確なクリック感)」「ショートストローク(2mm)」のキーボードです。
このタイプのキーボードが出現した頃は、省スペースのために仕方なく作られたものというイメージが確かにありました。
が、一方で、明確なクリック感とショートストロークは、「指を動かす距離が少ない」ということを意味していて、これまた、高速タイピングが可能です。
(が、こちらのタイプは、クリックを感じると同時に(底突きすることなく)キーを離すという、ある意味、丁寧なタイピングが必要です)
私などは、指を動かす距離が長いキーボードに疲労を感じ始めたので、このショートストロークタイプのキーボードがお気に入りというわけです。
【K810にはチルドスタンドがない】
実は、ロジクールは、「チルトスタンドを省略した」のではなく、「敢えてつけなかった」ようなのです。
http://www.logicool.co.jp/ja-jp/products/keyboards/articles/5923
では、Zero Degree Tilt と称して、「フラットなキーボードが good 」と主張しています。
以前は、必ずチルトスタンドを立ててキーボードを使っていたのですが、これも、かなり短期間に慣れました。
で、しばらく使っているうちに、おもしろいことに気づいたのでした。
わたしはタッチタイプができます。
そして、タッチタイプの「基本」は、「ホームポジション」(asdf と jkl:)に4本の指を置いて、目的のキーを打つ指だけが、ホームポジションから離れるということになっています。
が、どうやら、現在では私の指は、2列目と3列目(qwer の列と asdf の列)の間にあって、(キーを打つ指だけではなく)一斉にキーボードの上を動いていることがわかりました。
この動きは、確かに、「薄型」かつ「平坦」なキーボードでなければできない動きです。
また、この特徴を持つキーボードだと、確かに、チルトがない状態で快適にタイピングできることに気づいたわけです。
以上、2点ほど気づくところを書いてみました。
2013年05月07日
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