2022年05月27日

realforce のキーマップをいじる

題して、ホームポジション(周辺)で、どこまでキー操作をするか。

realforce はキーマップの入れ替えが可能で、しかも、非常に自由度が高いです。
というわけで、キーマップの入れ替えをやってみました。
結果は、図の通りです。
KeyMap_2022_0527.png


※この図を書くのに使った、もとになるテンプレートは、
http://pasokatu.com/22184
で紹介されているものを使用しました。

【Fn + 矢印キー、および、その影響】
 これについては、実際にはホームポジションは関係なのですが。
 先代のK180を含めて、私は比較的コンパクトなキーボードを使ってきました。
 そして、その多くはFn + 矢印キーに、編集キーが割当たっていまして、私の指も完全に学習してしまっています。
 なので、この組合せは必須でした。

 realforce の独立した矢印キーに、Fn とのコンビネーションで、
  ← : Home
  → : End
  ↑ : Page UP
  ↓ : Page Down
 を割り当てます。

 ところで、Fn + 矢印キー には、もともとの機能が割り当てられていました。多くは、オーディオ関係の機能なので、「使わない」という選択肢もあったのですが、とくに、APCは使いそうだったので、基本、平行移動しました。
 APC : End
 スピーカーの ON/OFF : Fn + Insert
 音量 UP : Fn + Page Up
 音量 Down : Fn + Home

【ファンクションキー】
 ファンクションキーは、HHKBを真似て、Fn + 数字 にしてみました。
 これで、ホームポジションからなんとか、ファンクションキーに手が届きます。
 Fn + BS が、DEL になっているのも、HHKB の真似です。

【接続先選択キー(Slot x と USB)】
 ファンクションキーを数字のキーに割り当てたので、もともと割り当てられていた、接続先選択キー(Slot x と USB)を、一段下に移動しました。
 ここは、当初
 ・接続先選択キーはそのままの位置に残す
 ・F1 〜 F5 は、Q 〜 T に割り当てる
 ・F6 〜 F10 は、数字キー(6 〜 0)に割り当てる
 として、元のキー配置を残そうとしたのですが、ファンクションキーを探すのが結構ストレスだったので、現状の配置となりました。

【ホームポジション周辺に矢印キーや編集キーを追加】
 さて、キーボードのマップ入れ替えがかなり自由にできるということで、ホームポジション周辺に編集キーを持ってきます。
 これも、HHKBを真似るという方針もあったのですが……。以前に、I, J, K, L でカーソル移動をやったことがあったので、これを基準に配置しました。
 まずは、矢印キー
  Fn + I : ↑
  Fn + J : ←
  Fn + K : ↓
Fn + L : →
 この周辺に、Home と End を
  Fn + U : Home
  Fn + O : End
 さらに、BS と DEL もホームポジション近くに配置して、
  Fn + M : BS
  Fn + > : DEL
 としました。
 さらにさらに、少し外側に
  Fn + P : Page UP
  Fn + ; : Page Down
  Fn + / : Enter

 ここまで割り当ててから、この周辺のキーをテンキーにするという(これもよくある)割当もできるかと気づきましたが、今さらということであきらめました。
 あと、Fn + P : Page UP に追い出された、Pari キーが、Fn + A にまわりました。

【Fn キー, Ctrl をどこに配置するか、および、その影響】
 さて、この通り基本的には配置が終わったのですが、Fn そのものの配置で少し悩みます。
 あと、Ctrl キーも。

 このように、右手で、カーソル移動等を実現しようとすると、右側の Fn は使えません。
 是非、左側に Fn が必要ということで、

 1) 当初 左の Win を Fn に割り当てました → そのあおりを食らって、Win キーは 半角/全角 に移動。
   この位置は、自分としても大変に使いやすく(というか、K810の Fn キーがこのあたりにあったので、慣れている)
 2) ここで、「その Fn キーは、ホームポジションに手があると、押せないね」という意見に出会います。
   その方は、CAPS Lock を、Fn に割り当てているらしいというので、真似てみました。
   概ね良好ですが、Fn が CAPS Lock の位置にあると、範囲指定のための SHIFT が押せません。
   ということで、残念ながら、Fn を CAPS Lock のところに置くのはあきらめました。
 3) でも、ホームポジションから、Fn キーを操作したいという欲求は強く、しばらく眺めていると、「無変換」が使えそうだと気づきます(親指で)
   そういうわけで、Fn キーを 無変換に移動させます。
   さらに、「無変換」は、頻度は高くないものの使うので、Fn + 変換 : 無変換 に移動させます。
   この段階で、一度、Win → Fn に割当直した、(本来の)Win キーは、元に戻しました。
 4) しばらく使っていましたが、K810時代からの、左端近くの Fn キーを押す癖は直りません。
   かといって、ホームポジションから押せる Fn キーも魅力。
   なら、どうするかというわけで、Win と 無変換 の「両方」を Fn に割り当てました。

 Ctrl も同じような経緯をたどりました。
 こちらも、ホームポジションに手を置いた状態で、特に、Ctrl + C, Ctrl + V をタイプしようとすると、CAPS Lock の位置が望ましいと。
 Fn の時には、Shift との同時押しが問題になりましたが、Ctrl + Shift は、ホームポジションに手を置いたときには、ほとんど使わないオペレーションなので、問題なし。
 結局こちらは、CAPS Lock の位置と、本来の Ctrl の両方に Ctrl を配置しました。
 そして、追い出されてしまった CAPS Lock ですが、「絶対に使わない問は言い切れない」ということで、
  Fn + TAB : CAPS Lock としました。

とまあ、いろいろ試行錯誤があって、表のような形でキーマップが決まったのでした、今のところ。

posted by 麻野なぎ at 22:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 周辺機器のあれこれ

2022年05月07日

RealForce にしました(キーボード)

やっと、念願が叶ってキーボードを RealForce (R3HC22)にしました。
それを記念して(?)かつ、キーボードの練習を兼ねて記事を書いてみたいと思います。

【直前に使用していたキーボード】

ここまで、ロジクールの K810を使っていました。このブログの記事を見ても、2013年の4月頃に買っているので、ほとんど10年を過ごしたことになります。
実際に、K810を買ったときには、「人生最後のキーボード」という思いもありました。
当時は、高速タイピングを意識してキーストロークの短いキーボードを探していました。実際、K810はパンタグラフ式としては、非常によくできたキーボードで十分満足していました。
ストロークは短く、クリック感は必要十分ということで、また、どのようにキーを押しても問題なく反応するということで非常に満足のゆくキーボードでした。

私の感覚としては、結構キーボードをコントロールできていて、パンタグラフ式のK810でも、いわゆる「底付き」をすることはほとんどありませんでした。
が、最近、加齢とともになのか、K810ではたまに底付きをします。しかも、その時には指に結構な衝撃が走ります。
思えば、ここ数年は、腱鞘炎のような症状や、ばね指の症状が定期的に出ていました。
ここに来て、(タイピングのフィーリングは悪くないものの)短いストロークは自分にとって限界かとストロークの長いキーボードを物色していました。

【HHKB vs realforce】

一時、HHKB の Lite2 を使っていたことがあって、まず考えたのは、HHKB と Professional でした。
HHKB の特徴としては、キーボードのレイアウトとタイプのしやすさがあげられる気がするのですが、Lite2は、こと、タイプのしやすさという点では、(個人的には)落第点でした。
これが、K810につながるキーボード遍歴につながっているわけですが、後で知った、HHKB Lite2 の アクチュエーションポイントが 2.4mm だったということがひとつのトラウマとなりました。
というのも、「長いストローク」と「高速タイピング」は、当初、私の中では相容れないものと認識されていました。長いストロークではキーを押し込むまでに時間が掛かる。ゆえに、高速タイピングはできない……と。
そう思いつつも、いろいろ調べるうちに、「アクチュエーションポイント」という考え方があって、全ストロークは長くても、入力までのストローが短ければ、長いストロークと高速タイピングは両立できると思い立ったのでした。
そこで、HHKBのアクチュエーションポイントを問い合わせてみると、0.5mm〜3.3mmの間という回答がありました。えらくばらついているなという感覚はありましたが、先の、Lite2 のトラウマである、2.4mmよりも長いかもしれないということで、HHKBは見合わせました。

そうすると、あとは、(HHKBと同じメカニズムの)realforceシリーズということになります。

【R2 vs R3】

そこで、realfoce シリーズを当たってみると、今は(かなり前から?)R3になっていることがわかりました。
そして、思い出したのですが、以前realforceシリーズを探したときには、スペースバーが長すぎたことを思い出しました(日本語配列の話です)
スペースバーが長いこと、それ自体は問題ではないのですが、そのあおりをくらって、変換キーが右に移動しすぎているのが問題でした。というのも、私は日本語入力の際(変換操作自体はスペースバーですが)変換キーをかなり多用するような運用をしているのです。
ホームポジションに手を置くという前提で、私の場合、変換キーはM と N の間がベストです。
が、以前みたrealforceは、(R2ですね)変換キーがほとんど、コンマキーの下にあります。これでは、普通にタイプできないです(私の場合)

それが、R3では、Mキーの下に来ていて、許容範囲になったのです(まだ、時々、変換と間違えてスペースバーをたたきますが、頻度は少ないです)
APC で、アクチュエーションポイントを最短だと0.8mmに設定できるということで、ここで、ralforce R3 に決まりました。

あとは、私の場合、日本語配列で、テンキーレスは決まりでした。
色は、これまで黒が好みだったのですが、「ピュアホワイト(アイボリーではない)」に引かれて、白にしました。

これで、ようやく、(きっと)人生最後のキーボードが決まりました。

【使ってみて】

まず、目玉のAPCですが、基本 0.8mm にすると、今のところ他のキーに指が当たっていて、(見かけ上)誤入力が発生します。
ということで、1.5mmを基本にしました。
スペースバーは、ちょっと力が要るので、0.8mm。シフトなどは、2.2mm。あと、使っているうちに、(ホームポジションには指を置いていることが多いというのに気づいて)ホームポジションのキーは、2.2mm にしました。

結局のところ、かなり深く押し込んで切る木はしますし、そこそこ、底付きもします。
が、K810の時に比べて、タイピングスピードは落ちていないですね。長いストロークのキーボードでも、高速タイピング(当社比)ができるのは意外でした。
あと、打ち間違いは減っている気がします。

ということで、キーボードを変えてみましたというご報告でございました。
posted by 麻野なぎ at 21:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 周辺機器のあれこれ

2021年12月08日

スマートエッグ(キングジム)を使って、外出先からエアコンをONしてみる

メーカー(キングジム)では、既に「販売停止」している、スマートエッグ(EG10・メーカーのサイトでは、9,800円+消費税)が、2,000円以下で売りに出されているのを発見し、勢いで買ってしまいました。
その後ちょっと後悔したこともあったのですが、自宅にあるエアコンのスイッチをを外出先から入れるというのを実現することができましたので、そのあたりをあれこれ書いています。

最終的には、
・スマートエッグ
・Andoroid のスマホ
・IOS のタブレット
・IFTTT pro のサービス
と、これだけ経由しての実現でした。

【発端】
冒頭に書きましたが、スマートエッグが大変に安価で売りに出ていたのがすべての始まりでした。
メーカーのサイトを調べて、「既に販売していない」のは確認できましたが、まあ、動作はするでしょう……と、勢いで買ってしまいました。

【いくつかの後悔】
勢いで買ってしまいましたものには、やはり、後悔がつきものです。
今回の後悔はふたつ

その1……我が家にリモコンが(そんなに多くは)ない
まあ、このあたりは本来なら、自分がスマートエッグを買ってどう使うのか? 何がうれしいのか? をまず検討すべきだったのですが、なんとなく勢いで買ってしまって、製品が来てから、我が家には普段使っているリモコンが、
・オーディオのリモコン
・エアコンのリモコン
の2個しかないのに気づきます。2個しかないので、リモコンもいつもいる机のサイドに並んでいます。そもそも、リモコンを探すようなシチュエーションにはならない。
でも、さらに探してみると
・天井灯が2個(ただし、リモコンは使ってない)
・扇風機が1個(季節外れ・あと、スマートエッグの赤外線が「上方」にしか行かないので、使えない可能性高い)
を探しだし、結局合計5のリモコンを登録したのでした。

その2……Android のアプリはバッテリーを結構消費する。
これはちょっと「あれ」でした。
スマートエッグの専用アプリAICOがバッテリーを結構消費します。
いや、アプリとしてのバッテリー消費は異常なほど多くはないのですが、常時(使ってないときもバックグラウンドで)スマートエッグと接続しているため、Bluetooth まわりの電源を結構消費するようです。ですので、「スタンバイ」になることがないのですね。
これは、「必要なときだけ起動し、使い終わったら『強制終了』」という方針でまずは乗り越えました。

【ちょっと使ってみる】
まあ、上述のように「リモコンをまとめる」こと自体には余りメリットがありませんでした。(私の場合)
それでも、捨てるのももったいないので、まずは、「タイマー」を使ってみました。
朝、決まった時間にオーディオ(実質ラジオ)の電源を入れ、朝食時間の制限(次の準備に移るとき)に、電源を切るというのを平日限定で動作させてみました。
(電源を入れるのと、電源を切るのは別のタイマーです)
これは、アプリが動作していなくても、スマートエッグ単体で動作するので、まあ、便利でした。
特に、電源を入れる方は、「手で電源スイッチを押しても変わらない」のですが、切る方は、「ある時間になったら切りたい」ので、十分実用的でした。

【IOSがあるじゃん】
ここまでいじって、まあ、オーディオ用のタイマとして使うか……と思ったのですが、専用アプリは、IOS用にも準備されています。
そして、我が家には、ほとんど使ってない iPod があったのです。
こっちは、そもそもが電池の持ちもかなりいいし、こっちに、専用アプリをインストールすれば使えるのではないか? と思って、まずは実行。

IOSのアプリはインストールできたのですが、「誰かが使っているので、スマートエッグのパスワードを入れろ」と。
いや、Andoroid でパスワード設定してないし(そもそも、なぜか、「できない」し)
と、悩んで、まあ、スマートエッグをリセットすれば、なんとかなるかなと思い……。
と、リセット用に「細長いなにか」がいるのですが、手元にある、ペン先の長い「モノグラフライト」でも足りない。
リセットできない。
ということで、電池の蓋を外し、電池をドライバーでショートさせて、なんとかリセットができました。

その後、(リモコンの設定も、タイマーの設定も全部消えたので)再度登録を実施。
なんか、IOS版のアプリの方が、Andoroid 版よりも若干高機能なようでした。
それに、IOS版は、アプリを閉じるとスマートエッグとの接続もちゃんと切れました。

【IFTTT との接続】
で、IOS版では、「拡張機能」として、IFTTT との設定がありました。
ついでに、ID と パスワードの設定も、「正常に」できました。
確かに、IFTTT の that メニューには、AICO があったのですが、IOS版でなければもしかしてつながらないのか?

で、IFTTT と接続できた時点で、ひらめきます。「あの夢が叶うのではないか?」
というのも、現在一人暮らしをしており、帰ってくると部屋が寒いのであります。で、退社するときにエアコンの電源を入れたいと、そういう夢がありました。
一時、スマートリモコンを探したことがありましたが、気がつけば、ここに、IFTTT とつながったスマートリモコンがあるではないですか。

【エアコン遠隔ONに向けて
結果的に、非常に幸運だったのは、スマホ(もちろん、持ち歩く)とタブレット(余り使わないし、いつも自宅においてある)のふたつが揃っていたことです。
スマートエッグは、Bluetooth 接続であり、単独では、インターネットには接続できません。
ですので、いつも自宅にあるタブレットがなければ、そもそも、遠隔操作できなかったわけです。

ここで、Andoroi の Button(IFTTT の this) → IOS の AICO(IFTTT の that)で、「ボタンを押すとエアコンを入れる」が可能になったのでした。
が、そこは、せっかく IFTTT pro のアカウントを持っているので、クエリーとか、フィルターとか使ってみました。

まず、スマートエッグでエアコンの電源ONは、それ単独ではスイッチが存在せず、「xx度の設定にして動作」しかありません。
そこで、暖房は、「22℃設定でON(こっちは確実)」冷房は、「28℃設定でON(こっちは、冷房になってくるれるかどうか、現時点では不明)」と分けることにしました。
IFTTT では、それぞれが、別々の that になりますので、that は2個になります。
IFTTT のクエリーで Weather Underground から現在温度を取得して、低ければ暖房、高ければ冷房、その間なら、「ボタンが押されてもエアコンは動かさない」としました。

さらに、自宅周辺(多くは会社から帰るとき)に、エアコンをONしたいわけですが、もしも、遙か彼方に(例えば実家)にいるときに、エアコンONするのは避けなければなりません。
まあ、帰省するときに、スマートエッグを隔離するのはやりますが。
しかも、なぜか、IFTTT 経由の「エアコンON」は、ほぼまちがいなく成功するのですが(かつ、エアコンが動作していなくても「寒い」くらいで実害はない)OFFのほうは、大抵失敗します。(時々成功する)
というわけで、安全装置として、「自宅から離れているときには、エアコンをどうさせない」とfilter を書きました。
幸い、IFTTT のボタンは、ボタンを押したときの緯度・経度を持っているので、これを元に、「自宅周辺の緯度経度でなければ、処理をスキップ」しました。

というわけで、紆余曲折を経て、外部からのエアコン電源投入(しかも、うまくできていれば、「冷房」「暖房」「不要」の自動判断つき)ができたわけであります。
posted by 麻野なぎ at 22:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 周辺機器のあれこれ

2015年12月23日

WG-S30のお供……ベルトシール by 「ミドリ」

さて、10月に購入した「シャープ電子ノート」WG-S30です。
本体のまとまったレビューも書きたいところではありますが、今回もまた、小ネタで。

現在、当方の WG-S30は(外観は)こんな感じになっています。
mag_all.jpg
もともと、シャープストアのモニタに当選して、若干安価に購入できました。
で、このカバー自体は、そのときのオマケになります。

ただ、右上にみえる、「ベルトシール」が今回紹介したいものになります。
もともと「手帳にスナップをつける」ためのものですが、ペンフォルダーもついていて、こんな感じでペンが収まります。
mag_part.jpg
詳細は、http://www.midori-store.net/SHOP/4461/54582/list.html

購入当初から、実は、ケースを物色していました。
その動機は、「格好良いケースが欲しい」だったのですが、この付属の(あるいは、純正の)ケース自体には、あまり不満を持っていませんでした……一点を除いて。
不満点というのは、「事実上純正のペンしか(ケースに)させない」という点です。

もともと、純正のペンは、ちょっと軽すぎる、滑りやすいという点で、なじめないところがありました。そして、こちらの方は、パイロットの、Hi-tec C コレトシリーズ
http://www.pilot.co.jp/products/pen/ballpen/gel_ink/coleto/
を使うことを意識していました。

このシリーズには、「(感圧式の)タッチペン」があり、純正のペンよりも、ペン先が見やすくてまた、ペンとしてのグリップも良く、このペンを使おうとしたのでした。
が、最も細い2色タイプでも、純正カバーのペン差しには入りません。太すぎて。

そういうわけで、ペンがさせるタイプのケースもいくつか試しましたが、しっくりくるものはありませんでした。
そうこうするうち、近所の文具店で、この、「ベルトシール」を見つけました。
これだと、コレトの4色ペンでも十分入ります。
カバーに元々ついていたペンフォルダーを切り取り、このベルトシールを取り付けたわけです。

と、ここで失敗したのは、近所で見つけたものは、「スナップタイプ」だったということ。
実際スナップタイプで、蓋を閉めようとすると、WG-S30の画面に、スナップを押しつけることになります。
純正の(オマケのも)カバーは、画面保護のために、かなり堅い材質で作られてはいますが、やはり、閉める度に画面に力をかけるのは、好ましくありません。
純正のカバーに取り付けたのは、こんな感じ。
suna_all.jpg
純正カバーは、WG-S30とほとんど同サイズのため、ペンの部分がはみ出して見えます。
さて、ここで、「これが、マグネット式だったら……」と思って、検索をかけたら、なんと、マグネット式のものも、ラインアップされていたのでした。
そこで、マグネット式の方を、現在使っているカバーに取り付けたわけです。この、「ベルトシール」は、かなり強力なシールになっていて、はがすのはそこそこ以上の危険性を伴いますので。
posted by 麻野なぎ at 21:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 周辺機器のあれこれ

2015年10月20日

WG-S30では、4月始まりのスケジュールを作成できない

-------------- 2015/10/30 追記しました。(2)
改めて Web ( http://www.sharp.co.jp/enote/special/schedule/ )を確認すると、

> 1冊のスケジュール帳で作成できる期間は、最大で約1年間です。

なるほど、「約一年」だから、嘘はついていないわけですね。
なんだかな〜 な仕様ではありますけど、

-------------- 2015/10/30 追記しました。

追加情報がありました。

それによると、

・週間スケジュールは、「最大52週」しか作成できない。
・ただし、1月始まりの時は「(特別に)52週を越えて」作成できる

という仕様だそうです。
え?

1年は365日(または、366日)です。
つまり、52週間と1日(または、52週間と2日)です。
どうあがいても、1年間の日数を含む週間スケジュール帳は作成できません。
(1月始まりは除く)

この下で試した、4月始まりのスケジュールも、作成できたのは、3/30 - 翌年 3/27 のスケジュール帳でしたから、(もともと意図した、4/1 - 3/31 という以前に)1年分の日数が入ってないのがわかります。

どこから、「最大52週間」という仕様が出てきたのか、実に不思議です。
しかも、この仕様で、1月始まりのスケジュールを作ろうとしたら、「作成できなかった」ので、1月始まりだけは、最大52週間の制限を外したのでしょう。

これはこれで、とっても不安です。
ソフトの世界では、「特別な処理をするということは、何かが間違っている可能性が高い」と言われます。
1月だけ特別な処理をする必要があるということは、

・1月だけ特別な事情がある
・そもそも仕様が間違っている

のどちらかなのですが、「いいや、とりあえず、1月始まりのスケジュールが作成できれば」という安直な修正があったとすれば、そのソフト開発の品質はどうなの? という気になってしまう場面であります。

では、Max 53週で問題は解決するでしょうか?
実は、

・最初の日が日曜日で、
・スケジュールの中に 2/29 を含む

というケースが最悪で、54週間を要します。

具体的には、1月始まりだと 2068/1/1 - 2068/12/31 がそれに該当します。
この間のスケジュール帳は、54ページ分が「作成可能」です。

4月始まりだと 2035/4/1 - 2036/3/31 がそれに該当します。
この間のスケジュール帳は、54ページ分が必要ですが、「作成不可」です。
無理に作成しても、2035/4/1 - 2036/3/23 までの 52ページしかできません。
2035年度は、まだ、1週間残っているのにです。
------------------ ここまで追記 -------------------------------------

さて、シャープの電子ノート WG-S30 を入手しました。
一つの機能として、「スケジュール機能」があります。
これは、「開始日と終了日を指定して(ただし、最大で1年分)スケジュール帳を作ることができる」機能です。
が、ちょっと変?

入手したのが、10/16 でした。
スケジュール帳を作ろうかなと思い立ち、まだ10月ということで、最近増えてきた「4月始まりのスケジュール帳」を作ろうとしたのですが。

・1週間フォームを選んで、
・開始日を 2015/4/1 とする(直前の月曜日 2015/3/30 が開始日になりました)
・終了日を 2016/3/31 とする(直後の日曜日 2016/4/3 を終了日にしようとしたようです)
・日数がオーバーして作成不可

でした。
(結局 終了日は、16/3/27 で、52ページ分のスケジュール帳を作成しました)

思い立って、
・開始日 15/1/1(実際には 14/12/29)
・終了日 15/12/31 (実際には 16/1/3)
という設定では無事に作成できました(53ページ分)

なぞです。
いずれも、日数は 371日。できあがるはずの スケジュール帳に含まれるのは53ページ。

なぜ、4月始まりだと、1年分のスケジュール帳が作成できないのでしょうか?

※ちなみに、1日=1ページのフォームだと、問題なく作成できました。
posted by 麻野なぎ at 12:50| Comment(0) | 周辺機器のあれこれ

WG-S30のお供。ChainLP

先日発売された、シャープの電子ノート WG-S30 を入手しました。
「これ欲しい」と思っていたところ、シャープさん(のショップ)のモニタ募集を知り、普通に買うよりは少々安く入手することができました……というのが、基本的な立場です。

で、そうなると、本体のあれこれをレビューしたくなるのですが、それは、しばらくおくとして、「お供」とも呼べるソフト、ChainLPを紹介させていただきたいと思います。

http://no722.cocolog-nifty.com/blog/chainlp/ です。

WG-S30 の「お供」としては、

1) WG-S30 から書き出したノート(1ページ=1画像ファイル)を、PDF や EPUBにまとめることができる
※EPUB は、電子書籍リーダーで読めます。

2) 青空文庫(または、その形で作ったテキストファイル)を、画像ファイル(1ページ=1画像ファイル)を経由して、ノートとして WG-S30に取り込むことができる。

という用途に使用できます。

特にテキストを読み込みのに、フォント・フォントサイズ・画面サイズ(直接 600×700ドットで指定可能)が指定できますので、かなり良い感じに仕上がると思います。

一点問題があるのは、ChainLPの画像出力は、BPM に対応していないという点です。
これも、純正の「SHARP電子ノートユーティリティ」を併用することで、対応可能です。
(このユーティリティを使うと、JPEG からでも、ノートを作成できます)

まずは、ご紹介まで。
posted by 麻野なぎ at 12:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 周辺機器のあれこれ

2013年05月07日

ロジクールのキーボード K810 を使う

さて、少し前にロジクールのキーボード K810を購入したわけです。
私としては、お気に入りな訳ですが、実際に使っている方のコメントでは、少し異なる意見も見られるようです。
そこで、2点ほど、特徴的な部分を書いてみようと思います。

【キーの感触について】

もともと、「薄型」の「パンタグラフ」タイプのキーボードなわけで、キーの感触については、賛否両論といった感じがします。
実際、例えば、「感触」では、絶賛されている東プレのREALFORCEシリーズ
http://www.topre.co.jp/products/comp/
と比較すると、これは、「考え方が違う」という程度に、方向性から異なります。

従って、上記のキーボードに慣れた方がK810を使うと、少なくとも違和感を持つと思います。

東プレのキーボードは、「軽い感触」で「ロングストローク(3.8mm)」のキーボードで、高速でしかも、ラフにタイプしても、指にストレスがかからないというタイプです。
また、キーの全ストロークでキーを押す力の変化が少なく、いわば「空気を押している」ような感触のキーボードです。

一方で、K810は、これに比べると「重く」「押す力の変化が大きく(いわゆる、明確なクリック感)」「ショートストローク(2mm)」のキーボードです。

このタイプのキーボードが出現した頃は、省スペースのために仕方なく作られたものというイメージが確かにありました。
が、一方で、明確なクリック感とショートストロークは、「指を動かす距離が少ない」ということを意味していて、これまた、高速タイピングが可能です。
(が、こちらのタイプは、クリックを感じると同時に(底突きすることなく)キーを離すという、ある意味、丁寧なタイピングが必要です)

私などは、指を動かす距離が長いキーボードに疲労を感じ始めたので、このショートストロークタイプのキーボードがお気に入りというわけです。

【K810にはチルドスタンドがない】

実は、ロジクールは、「チルトスタンドを省略した」のではなく、「敢えてつけなかった」ようなのです。
http://www.logicool.co.jp/ja-jp/products/keyboards/articles/5923
では、Zero Degree Tilt と称して、「フラットなキーボードが good 」と主張しています。

以前は、必ずチルトスタンドを立ててキーボードを使っていたのですが、これも、かなり短期間に慣れました。
で、しばらく使っているうちに、おもしろいことに気づいたのでした。

わたしはタッチタイプができます。
そして、タッチタイプの「基本」は、「ホームポジション」(asdf と jkl:)に4本の指を置いて、目的のキーを打つ指だけが、ホームポジションから離れるということになっています。
が、どうやら、現在では私の指は、2列目と3列目(qwer の列と asdf の列)の間にあって、(キーを打つ指だけではなく)一斉にキーボードの上を動いていることがわかりました。

この動きは、確かに、「薄型」かつ「平坦」なキーボードでなければできない動きです。
また、この特徴を持つキーボードだと、確かに、チルトがない状態で快適にタイピングできることに気づいたわけです。

以上、2点ほど気づくところを書いてみました。
posted by 麻野なぎ at 18:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 周辺機器のあれこれ

2013年02月17日

ロジクール・キーボード K810の電池寿命の件、および、PageUP とか

ロジクールから、コンパクトなBluetoothキーボード、K810が発売されました。

http://www.logicool.co.jp/ja-jp/product/bluetooth-illuminated-keyboard-k810

私にとっては、テンキーなし・標準キーピッチ・Bluetooth ということで、その値段にはかなり躊躇しましたが、結局買ってしまいました。
このブログも、K810で書いていますが、19mmピッチのキーボードは、一年以上使ったことがないので、ちょっと戸惑うところはあります。
が、その前に使っていた、ONKYO の PKB2A-A25SL3 が、17.5mmピッチで、ときどき、運指がパニックになり始めたことを考えると、すぐになれるとは思います。

さて、K810ですが、メーカーの仕様によると、「電池寿命 1日2時間の使用10日」となっています。
これは、さすがに、「使えない」のではないかという気がしますが、さにあらず。

実は、「技術仕様」
http://logicool-jp-jpn.custhelp.com/app/answers/detail/a_id/36451/~/logicool-bluetooth-%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%83%9F%E3%83%8D%E3%83%BC%E3%83%88-%E3%82%AD%E3%83%BC%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%83%89-k810-%E6%8A%80%E8%A1%93%E4%BB%95%E6%A7%98
のページには明記されているのですが、「バックライトOFF時には、12ヶ月」です。

しかも、「周辺が明るい場所」では、バックライトは自動的にOFFになります。

というわけで、実際には、12ヶ月(までなくても、かなり長期間)は持つと思います。
実際、買った状態・充電せず+昨日4時間ほど使用で、で、ロジクールのコントロールソフトによると、2/3は残っているようです。

なぜ、製品情報のページで、「10日間」だけ表示しているのかは不明です。(それ見て、「却下」する人も多いと思う)

あと、キーボードの写真を見ると、「PageUp」「PageDown」「Home」「End」がありません。
私はこれを多用するので、これないと困るのですが、実は、FN キーとカーソルキーを併用することで、この機能は実現できます。
(それぞれ、FN + ← = Home, → = End, ↑ = PageUp, ↓ = PageDown)

実は、前述の PKB2A-A25SL3 は、本当に、この機能がありませんでした。
で、数人に愚痴ったところ、「そんな機能は使ったことがない」という意見が多数ではありましたが。

あと、もうひとつ。
ロジクールは、「端押しでも確実に反応する」PerfectStroke という機能を強調しています。
http://www.logicool.co.jp/ja-jp/products/keyboards/articles/5912
私は、ctrl キーをよく使いますが、これが、端にある関係で、端押しが多発します。
それを、ちゃんと認識するのはさすがと言うところです。
(ただ、これは、K810が優秀と言うより、前述の PKB2A-A25SL3 がかなりお粗末だったというのが、正しいかもしれません)

まあ、こんなところで、自分自身にはなかなかフィットしたキーボードだと思う次第であります。
ちなみにマウスは、同じく、ロジクールのBluetoothマウスの、M555bです。
http://www.logicool.co.jp/ja-jp/product/5747

これも、ロジクールの(おそらく唯一の)Bluetoothマウスということで買ったのですが、使ってみると、「高速スクロール」は、実に、「他のマウスには戻れない」くらい快適ではあります。
また、中央ボタンが、(ホイールの押し下げではなく)独立したキーというのも使いやすい気がします。
いや、中央ボタンを押すつもりが、ホイールが回ってしまうと言うことがなくなるので。
(中央ボタンの押し下げは、高速スクロールと通常スクロールの切替)

あと、比較的「背の低い」フォルムもお気に入りです。
先日、別のマウスを数時間使う機会があったのですが、(個人的に)手が疲れました。
なんと、そのマウスは「背が高い」ので、つかむのが大変だったという。
posted by 麻野なぎ at 11:55| Comment(1) | TrackBack(0) | 周辺機器のあれこれ